お役立ちコラム

「ママになっても、やっぱり保育士として働きたい！」

でも、独身時代のように残業や早番をするのは難しい、子どもが急に熱を出したら他の先生に迷惑をかけてしまうかも…。

仕事と子育ての両立について考えると、さまざまな不安を感じてしまいますね。

「保育の仕事は大好きだけど、やっぱり家庭や子どもとの時間も大切にしたい。」

そんな風に思っているママさん。

働き方の選択次第で、子育てと保育士の仕事の両立は可能です。

このコラムでは、保育士ママさんが輝ける働き方について一緒に考えていきたいと思います。

保育士ママが抱える悩みあるある

仕事と子育てを両立するにあたって、保育士ママ はどのようなことに不安を感じるのでしょうか？

保育士経験者のママが感じる悩みをみていきましょう。

子どもを預けて働くことへの迷い

保育士として働くためには、我が子を保育園や幼稚園に預ける必要があります。

保育士ママは、保育現場での子どもたちの姿を見ているため、集団生活が子どもに与えるメリットを頭では理解しているはずですよね。

しかし、実際に我が子を預けて別の子どもたちのお世話をするとなると、寂しい思いをさせるのではないかと不安を抱えることもあるかもしれません。

保育園生活を知っているからこそ、我が子が適応していけるのか心配になる場合もあります。

子どもの病気や怪我での急な欠勤

小さい子どもは、度々体調を崩します。

働くママは、子どもが風邪をひく度にシフトを交代してもらったり急な休みをもらったりしなければいけません。その点は、独身時代にはないストレスを感じます。

また、保育園の担当行事と自分の子の保育園行事が重なった場合は、後ろ髪を引かれる思いで子どもを保育園に預けて働く自分自身に、疑問を抱くこともあるかもしれません。

わが子との時間が取れない

保育士は業務量が多いので、園によっては残業や持ち帰りの仕事もあります。

通常の保育に加え、記録や研修、行事の準備などがあり、家族との時間が十分に取れないともどかしさを感じるかもしれません。

また、保育士は体力が必要な仕事です。日中は子どもたちと一緒に園庭を走り回り、夕方からは我が子のお世話。

体力面や精神面の回復が追いつかないと、子育てに余裕が持てず家族に当たってしまったり、子どもとゆっくり関われないときもあるでしょう。

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保育士と子育て 両立のメリット

保育士と子育ての両立は、簡単ではありません。しかし、両立することで得られる多くのメリットもあります。

子どもの発達についての知識がある

保育士になるためには、子どもの発達や心理について、養成校で学びます。

また、保育する中で、子どもの行動、食事の進め方や年齢に合った遊びについて、保育士としての経験を積んでいきます。

ある程度の予備知識があるため、大人が想像しないような子どもたちの発想にも落ち着いて対応できるというメリットがあります。

保護者への共感力がつく

実際に子育てをしている保育士ママは、同じように育児真っ最中の保護者の気持ちがリアルタイムでわかるというメリットもあります。

頻回授乳で眠れないときの辛さや、ご飯を作っても好き嫌いがあり食べてくれなかったときのやるせない気持ちなど、保護者の悩みにも寄り添うことができ、より信頼関係が深まります。

また、子育て中は保育の知識のみに偏らず、子育ての最新情報について知る機会が増えるため保護者との会話の幅も広がります。

子育てを通して保育のスキルアップ

「保育士さんだから子育てはバッチリでしょ」と言われ、プレッシャーを感じた経験はないでしょうか。

確かに、子どもの発達や生活リズムについての知識は他のママたちよりもあるかもしれません。

しかし実は、多くの保育士が子育てと保育の大変さは全く違うと感じているのです。

保育士も、ママになり子育てに奮闘する中で、初めてをたくさん経験しますね。

そのなかで、子どものちょっとした体調の変化に気づく力、癇癪への対応や、偏食へのアプローチなど身についていきます。

ママとして身につけた経験は、より子どもの気持ちに寄り添った保育に活かされ、子どもたちにとって安心できる存在となるでしょう。

 仕事と子育てを両立するポイント

保育士は体力的にも精神的にも大変な仕事です。

しかし、中には子育てと仕事のどちらも充実していると感じる保育士もいます。

ここでは、保育士ママが仕事と子育てを両立するための3つのポイントを解説します。

自分の中の優先順位を明確にする

「仕事と子育て、どちらも大切にしたい」

そんなときは時々「私にとって今、優先すべき時間の使い方は何かな？」

と自分の中での優先順位を見直してみる時間をとりましょう。

子どもの成長は著しく、その過程のなかで時間を割く優先順位は変わってきます。

「子どもと過ごす時間が毎日少ししかとれないのは寂しい。パート勤務で午後はゆっくり子どもと関わりたいな」

「少し大きくなって、保育園の友だち同士と遊ぶ時間も楽しそう。キャリアアップにも興味があるし少しだけ勤務時間を伸ばしてみようかな」

自分自身と向き合うことで、仕事と子育ての間でモヤモヤしていた気持ちが少し軽くなるかもしれません。

家族の状況に合った、自分らしい働き方を見つけましょう。

柔軟な働き方の選択

仕事と子育ての両立を目指すなら、ライフスタイルに合った働き方を選ぶ必要があります。

保育士ママのスケジュールには保育園の送迎があり、長時間の残業は難しくなります。子どもの体調に合わせてシフトを調整してもらう場合もあるでしょう。

今まではこなせていた正社員の仕事が、充分にできなくなるともどかしさを感じがちですが、保育士には、さまざまな働き方を選択できるという強みがあります。

ここでは、4つの働き方を紹介します。

【フルタイム保育士】

フルタイム保育士は1日約8時間、週5日の勤務が基本です。早番・遅番・普通番がありシフト制の保育園が多いです。

園児の保育業務全般に加え、クラス運営や保護者対応、行事の企画・運営など、園全体に関わる業務も担当します。

【時短保育士】

時短保育士とは、育児や介護などの理由により通常のフルタイム勤務よりも短い時間で働く保育士のことです。

正社員または契約社員として雇用されており、労働時間短縮制度を利用して1日原則6時間以内で勤務します。

早番・遅番・普通番などのシフト制で、残業が基本的にありません。お迎えに、夕ご飯作りにと忙しい保育士ママにとってありがたい制度です。

【パート保育士 】

パート保育士として働く場合、時間や曜日など、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける点が大きな魅力です。

午前のみの勤務、午後のみ、または両方など、自分のライフスタイルと、園が求めている状況とを相談し、勤務形態を決めていきます。

【派遣保育士】

派遣保育士は、派遣会社に登録し、依頼があったさまざまな保育園や施設で働きます。

あらかじめ働く時間や働く内容が契約によって決まっているため、月の予定が立てやすく、子育てとの両立に適した働き方と言えるでしょう。

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育児家庭に優しい職場選び

ママが保育士を続けていけるかどうかは、職場の環境によっても大きく左右されます。

育児中の職員をサポートする体制が整っている職場であれば、職員同士助け合い、子育てと仕事の両立が叶う場合が多いです。

しかし、あきらかな職員不足だったり、シフト調整がうまくいっていなかったりする場合は、家庭に負担がかかり、仕事を続けたくても続けられなくなるケースもあるでしょう。

採用面接を受けるときには、無理に取り繕わず、自分の現在の家庭状況をしっかりと話しておくことが大切です。

面接の段階で、子どもの体調不良や行事参加での欠勤があるかもしれない事実を伝えておくと、就職後に職場からのサポートを受けやすくなります。

保育士ママが輝ける保育園とは？

今回のコラムでは、保育士ママが子育てと仕事を両立するための方法について詳しくみていきました。

城西福祉会が運営するあら川保育園では、育児中の保育士を積極的に支援しています。

具体的には、育児休暇や時短勤務などの制度を整備、保育士同士の交流や情報交換の場を設けることで、育児の悩みや不安を解消できるようにしています。

2024年の1月に行なったアンケートでは、勤務する保育士の79.5%が育児をしながら働けていると回答しました。

ママになっても、子育てと保育士の仕事を両立したいと考えている方、あら川保育園で私たちと一緒に働いてみませんか？

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